芳賀赤十字病院は地域医療支援病院・地域周産期母子医療センター・災害拠点病院・DMAT指定病院・地域がん診療病院・臨床研修指定病院に指定されています。

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小児科からの疾患メッセージ [3.低身長]

低身長とは

 低身長(成長障害)とは、同性同年齢の子どもの平均身長と比べて、身長が著しく低い、あるいは成長の速度が著しく遅い場合をいいます。成長が障害されているかどうかは、子どもの「身長」と「1年間の身長の増加(成長速度)」をめやすに判断することができます。
 次の2つの項目どちらかに当てはまる場合には、低身長(成長障害)の可能性がありますので、相談に来てください。

低身長の基準

 

低身長の主な原因

 低身長(成長障害)は、以下のような原因で起こります。原因によっては、治療できるものと治療が難しいものがありますが、成長ホルモンや甲状腺ホルモンが不足している場合は、適切な治療を行うことにより正常な身長に近づけることができます。
 低身長の原因を検査することで、隠れている重要な病気が見つかることもありますので、早めに検査することが大切といえます。 成長期を過ぎてしまうと、十分背が伸びません。

 

低身長の検査

 成長の程度や原因を見つけるために、まず血液検査(ホルモンをしらべます)、手のレントゲン検査(骨年齢をしらべます)を行います。女の子は染色体検査を行うことがあります。
 成長ホルモンが不足していると思われる場合は、ホルモンの分泌をうながすお薬を使って、成長ホルモン分泌刺激試験を行います。当院では副作用の心配がないお薬を使って検査していますので、安心して検査が受けられます。低身長かなと心配している場合は外来に相談にいらしてください。

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