指導医と臨床研修医から、医学生へ向けたメッセージを紹介します。
▼ 指導医の声 | |
臨床研修管理委員長から医学生向けメッセージ | 臨床研修医管理委員長:副院長 村上 善昭 |
芳賀赤十字病院の外科系臨床研修はお勧めです!! | 臨床研修医管理副委員長:手術部長 俵藤 正信 |
地域中核病院を研修病院に選ぶのも「アリ」? | プログラム責任者:副院長 渡辺 尚 |
芳賀赤十字病院での初期臨床研修を絶対お勧めします | 顧問 稲沢 正士 |
id01
臨床研修管理委員長から医学生へ向けたメッセージ
臨床研修管理委員長
副院長 村上 善昭
当院は地域で唯一の中核病院、二次救急病院であり、救急医療のほとんどを担っています。
指導医は専門性を持ちながらも、地域で発生する疾患に対してバランスよく包括的な診療を行っています。診療科間の連携がよく、複数の診療科にまたがる疾患においても非常に円滑な診療が行われており、研修を受けるにあたっても、診療科の垣根を越えて、十分な指導が受けられます。
一次医療機関および三次医療機関との連携が良いため、患者さんを断片的でなく、トータルに診ることができます。専門的な知識や技術を吸収しつつも、多くの患者さんを幅広い視点から総合的に診療し、研修することができる環境です。医師およびコメディカルスタッフの協力体制も非常に良好に整備されており、医師として社会人として第一歩を踏み出す皆さんの2年間を十分にサポートしていきます。
指導医の声
臨床研修管理副委員長
手術部長 俵藤 正信
当院の外科系標榜科は、外科、心臓血管外科、消化器外科、整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、産婦人科、眼科、麻酔科、歯科口腔外科があり、「頭の先から爪の先まで」の全身(開心術心以外)の外科治療に対応しています。また、当院は芳賀地区唯一の2次救急病院で月300-400件も救急搬送があるので、外傷・急性腹症・産婦人科救急等の緊急手術症例が多いのも特徴です。
研修医は1年目後半から2年目前半にかけ約1年間外科系診療科をローテートし、検査(超音波、内視鏡等)、手技(CVカテ、各種穿刺等)、手術(外傷、開閉腹、ヘルニア、虫垂炎、胆嚢摘出、骨折・抜釘手術、小開頭等)、麻酔手技(気管内挿管、腰椎麻酔等)を術者や第一助手で経験してもらいます。多数の症例に研修医1名なので、多くの手技が経験することができ「2か月で気管内挿管100例」といった強者までいます。
手術室が「家」だとすると外科系診療科は「家族」であり、診療科間の垣根はなく多臓器に及ぶ手術では各科が協力して行っています。コメディカルの方々は優しく協力的で、アフターファイブも部活動・交流会・スポーツ大会等充実し、研修医に寂しい思いはさせません。近隣大学から手術支援等で来られる大学スタッフも当院関係者が多く、外科系の後期研修希望であればスムースな専門医取得が可能です。
ですから芳賀赤十字病院の外科系臨床研修はお勧めです!!
地域中核病院を研修病院に選ぶのも「アリ」?
プログラム責任者
副院長 渡辺 尚
当院は、地域周産期母子医療センターとして、できるだけ多くのハイリスク妊産褥婦を受入れることに務めています。 地域の医師、当院小児科、麻酔科、手術室をはじめとするスタッフ、さらに総合周産期医療センターとの連携協力のもと、栃木県東地区のみならず栃木県内外からの母体搬送を受け入れています。妊娠経過が順調で特に既往歴がない妊婦を対象としたローリスク外来(助産師外来)も行っています。正常妊娠からハイリスク妊娠の管理まで幅広く経験することができます。また、手術研修では、子宮筋腫や卵巣腫瘍などの良性婦人科疾患の手術はもちろん、異所性妊娠や卵巣腫瘍茎捻転などの緊急手術にも積極的に参加できます。 外来診療では、一般病院ならではの多種多様な訴えを持つ患者さんを相手にするため、大学病院では出来ないような経験ができます。今風に言えば、当院のような地域中核病院を研修病院に選ぶのも「アリ」だと思います。
顧問
稲沢 正士
平成16年から始まった2年間の新しい初期臨床研修は、それまでとは一変して医師の共通(将来はどんな領域に進むかにかかわらず)プライマリケアの診療能力を広くて深く身につけることとされました。 このような情勢下、医療圏の有利さと病院の柔軟性を生かした当院の具体的なプログラムは、研修医を中心に据えて(各科が中心にいるというより)構想されました。
目標達成を効果的にするため、各科を再構成、ローテートし、病院の各部(検査部や薬剤部放射線部事務部)、各委員会(たとえば医療安全の考え方や、連携、職員や地域住民教育)やプロジェクトチーム活動(栄養、感染対策医療安全活動)の指導者も教育に携わるという病院あげての画期的な方法を教育研修実行に移しました。
重要な病態、検査治療は手厚く研修するという効果を上げ、実績(たとえば、気管挿管、腰椎穿刺、胸腔腹腔穿刺や、骨髄穿刺、エコー、グラム染色、内視鏡検査、正常分娩、中心静脈確保、骨折、腰痛、耳、鼻、頭部外科疾患はもちろん泌尿器皮膚疾患、目の疾患なども・・・これらの領域で最もできる指導者を提供)を作りだしています。
良く問題とされる88疾患の経験率は100%です。それもよくありがちな、たった1例でもやったことにするとは全く違った研修の分厚い経験が積めること請け合いです。
研修漏れのまま終わるか、選択期間を崩してやっと最低経験確保となるような教育とは程遠い充実した研修をお楽しみください。
ページの一番上へid02
研修医の声
平成30年度採用初期臨床研修医 小堀 篤也医師(令和2年3月修了)
当院の初期研修で自分がとくに良いと感じたことを厳選して挙げると、①手技を経験できる機会が多い、②たとえ研修の開始後であっても、希望がでてくるとそれに見合ったプログラムやローテートを組み直してもらえるという2点です。①に関しては、自分の場合多くの手術に参加、また15例超の執刀までさせていただき、3年目以降の専攻科として外科を選ぶ大きなきっかけになりました。手術だけではなく、心臓カテーテル検査、内視鏡検査、超音波検査、気管挿管、骨髄穿刺、腰椎穿刺・・・などなど数々の手技を経験できるので、手技を一通りやってみてから専攻の科を決めたいというような方には強くおすすめします。②が可能になる理由ですが、研修医が少人数であることに加えて、当院のプログラムは、自治医科大学病院や芳賀地区の他の医療機関とも連携したものになっています。そのため幅広い選択肢の中から、個々の希望に沿った研修をフレキシブルに組んでもらえるのです。
当初は、研修医の同期が大学病院と比べて少なくなってしまうことが心配だったのですが、コメディカルの同期も多く、心細さを感じることはありませんでした。
ぜひ初期研修に芳賀赤十字病院を選んでいただければと思います。
平成29年度採用初期臨床研修医 大塚 英明医師(平成31年3月修了)
当院は自治医科大学の関連病院であり、大学病院からいらっしゃる熱意と指導力の溢れる先生からマンツーマンで指導を受けることができます。また、芳賀地区の中核病院であり、診療科も豊富であり症例にも困りません。つまりは大学病院と市中病院のそれぞれいいとこ取りの研修をすることができます。
また当院は院長先生や指導医の先生方はもちろんのこと、看護師さんや検査技師さん、事務職員さんまで全てのスタッフの方が研修医を大切にしてくれて、育てようと一生懸命になってくれています。職種を超えて教えて頂くことが多く、また仲も非常に良いため、研修環境としては最高であるといえます。
ほんの少しでも当院に興味を持たれた方は是非一度見学にお越しください。皆様と共に充実した研修生活を送ることができるのを楽しみにしています。
平成28年度採用初期臨床研修医 峯積 拓巳医師(平成30年3月修了)
私が当院を研修先に選んだ理由は、栃木県内の市中病院で各診療科が充実しており、ほぼ全ての科をローテートするという所に魅力を感じたからです。実際に研修してみると、1つの科の研修期間が4~8週間と短くなってしまい、移動の度に名残惜しくはあります。しかし、豊富な症例のもと、先生方の熱心な指導のおかげで、各科で中身の濃い研修ができていると感じています。手技に関しても、患者数に対し研修医が少ないこともあり、安全に配慮しながらも数多く経験させてもらえています。この調子でどんどん実力をつけていきたいです。
日々、先生方やコ・メディカルの方々、先輩や事務の方々、地域の方々に支えられて研修ができており、いい病院を選んだと実感しています。
教育の環境は十分整っています。研修先を迷っている方は是非、気軽に見学に来てみてください。歓迎します。
また、研修の様子についてはホームページ上に詳細が載っていますので参照してみてください。
平成27年度採用初期臨床研修医 船山 陽平医師(平成29年3月修了)
芳賀赤十字病院のプログラムは自由度が非常に高く、自身の希望や進路に合った研修内容をお願いすることが可能となっています。
指導医やスタッフの方々も臨床研修に協力してくださるため、研修に専念できる環境であることも魅力の1つかと思います。 さらに、初期研修1年次の内から数多くの手技を実践することができ、エコー検査、気管挿管、CVカテ挿入や胸腔・腹腔・腰椎・骨髄・関節の穿刺等々のいろいろな手技を研修医でも習得してしまえるくらいの症例数があります。 また、もちろん上級医の先生方の指導下ではありますが、心カテや内視鏡も数十例以上の経験ができますし、外科ローテート時には鼠径ヘルニアや胆摘の手術も行えます。 当院は何時でも何度でも見学可能ですので、またぜひ当院へお越し頂き、当院全体の雰囲気や研修風景を見に来てもらえたらと思います。
平成25年度採用初期臨床研修医 江原 幸康医師(平成27年3月修了)
私が当院で研修を決断した理由は、研修目標到達90%以上と数値で示されていたこと、2年間の研修予定が細かくスケジューリングされていたこと、大学病院と異なり各診療科を横断的にフレキシブルに動けるということ、研修医が多すぎないということ、など様々ありますが、1番決定的だったのは、やはりスタッフの人柄の良さでした。2年間働く環境としては色々と相談できれば、それだけ自分の成長も早くなります。学生時代に考える「過酷な研修」イメージとは全く異なり、有意義に自分から働くことができます。
地域唯一の中核病院として、当赤十字病院は救急症例も豊富でプライマリケアを学び、将来の専門とは無関係に誰もが身に着けるべき能力を学んでいくには最適だと考えます。また、様々な診療科で研修を行うため、予想外の場面で学べることが非常に多く、研修が終わった今でも2年間の中のちょっとした経験が今の自分にも活かすことができております。今年からは、内科の診療科がさらに増えて、研修に厚みが出てくるのが非常にうらやましいです。まずは、経験、そして経験すれば文献などによる学習効果も上がります。
予想できないからこそ学ぶ意義が大きい、2年間で徐々にそのように考えるようになりました。Serendipityを最大限伸ばせる環境だと思いますので、まずは当院を覗きにいらしてみませんか。
平成23年度採用初期臨床研修医 阿部 康弘医師(平成25年3月修了)
当院の研修の特徴は、指導医の先生はもちろん、看護師・検査技師・放射線技師といった様々な職種に携わってくれること、手技の経験をできる機会が多いことだと思います。当院では医師として修得するべき挿管やCV挿入といった手技はもちろん、少しでも時間が空けば内視鏡やエコー室へ顔を出し、専門的な手技の指導を受けることも可能です。もし心エコーや内視鏡等、研修医のうちから具体的に経験・修得したい手技があれば多くの症例を経験できます。
また、当院は月平均300件を超える救急搬送を受け入れており、症例も豊富です。当直時には内科系・外科系・小児科それぞれの先生から指導を受けることができ、いつも1つの科に縛られることなく様々な分野に触れながら研修することができます。また、近隣の大学病院と提携しており、毎月大学病院の研修医の先生が研修に来たり、大学病院と当院で1年ずつたすき掛けの研修をするプログラムもあります。環境は整っており、もっと研修医が集まるべき病院だと思います。
ぜひ、見学にいらしてください。